中年の主人公が幼馴染の死をきっかけに回想する子供時代。
お店のピカピカの自転車を窓から覗いたこと、
友達との他愛もない約束、
夜の観覧車でのファーストキス。
もう失われているとわかって見ているので、輝きが強いほど胸を締め付けられました。
そして不思議な能力を持つ間借り人の老人との交流。
受け身な少年が“守る”ために行動したり、絶対的な存在だった母親に口ごたえをして強く成長していく。
きれいな目をした少年、アントン・イェルチンが若くして亡くなっているのでより切ない気持ちになりますが、アンソニー・ホプキンスが「彼を中心に」と言ったほどの素晴らしい演技です。
