キミシマユウキ

レポゼッション・メンのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

レポゼッション・メン(2010年製作の映画)
3.8
人工臓器が発達した未来。ローンを払えなくなった人々から臓器を”回収”する仕事をしているレミーはある日、事故で自分の心臓を失って…

!ジュードロウ×フォレストウィテカー!
共演のSFアクション映画。
原作はSF小説『レポメン』
いつも変態映画ばかり上げている変態である”まぁ観れさ”でお馴染みのフォロワーさんが鼻の穴を膨らませてオススメしていたので鑑賞。

おおおおお!!!
大好物でしたあああああ!!!

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【ユニオン社CM】
過去には20万人以上が臓器移植の順番を待っていました。つまり、生きるために誰かが死ぬのを待っていたのです。
それはもう悪い歴史。
ユニオン社が開発した新人工臓器によって臓器移植を待つ必要もなくなり、人々は幸せな生活が送れるようになりました。
金額が心配ですか??当社が提供するローンの返済プランを担当と一緒に考えましょう。今ならキャンペーン中なので金利が24%から18%に下がります。
これはご家族のためにもなります。
そして、自分のためにも…
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といううまい話があるはずもなく、その莫大な費用を払えずにローンを踏み倒してしまうやつらが多数。そんな落とし穴に入り込んでしまった哀れな人々の臓器を無慈悲に回収(つまり殺す)のを生業としているのが主人公。
うん、この設定大好物だ!
主人公がSF作品の中ではよく出てくる”シュレティンガーの猫”についてなんか考えながら始める出だしもばっちり!
そして仕事上自然な流れで発生するアクションシーンもかなりかっこいい。特に後半主人公が無双しはじめる場面は興奮するぞ!
なによりこの監督。長編映画初メガホンだそうだが、音楽の使い方が自分好みでとてもテンションが上がる。バンドのMuseなんかもカバーしてる[Feeling Good]とかを状況にあった使い方をしてきて悔しい!!!ベタだけどめっちゃ好きなセンスだ!!

主演は『シャーロックホームズ』『ホリデイ』でお馴染み、前髪減退重度LOW(ジュードロウ)さん(引用元:inoさん)
いや、おおげさじゃなく、彼の出演作で一番かっこいいアクションシーンがあるのは今作かなぁと!
イケメンはやっぱりハゲてきてもかっこいいんじゃない!?
ベジータとジュードロウはM字ハゲも認めます!
そして相棒役に名脇役フォレストウィテカー。
ただの黒人の陽気な相棒を演じています♪
と、おもいきやフォレストの旦那がそんな簡単な役で終わるわけもなく…かなりヤンデレな(ry
そしてヒロインにアリシーブラガ。
ブラジル出身で『アイアムレジェンド』や『ブラインドネス』にも出ている彼女。出てくるたびにレビューに書いてるのだが、留学中に知り合ったブラジルの親友に超そっくり!だから出てくるだけでちょっと加点しちゃうような人です。私情挟んですんません。閑話休題。

後半はアクション多め&ありきたり展開で、SF好きとしての自分は

「あぁ~こんなもんか…(´・ω・`)」

と少し期待外れになりそうだったが!!
まさかの!!!
あとはご自分でお確かめください。。。。
いやぁそれにしてもFilmarksの平均が低くてもったいない!
海外のレビューサイトの方がもっと…
と思ったらIMDbでも低かったから逃れようのない作品か…(笑)
もったいない…
あ、ちょっとグロイです。

SF好き、アクション好き、ハゲてもかっこいい重度LOW氏が観たい方、ただの陽気な黒人で終わらないフォレスト旦那を観たい方はにはオススメの作品