この日活映画「紅の流れ星」は、それまでの石原裕次郎や小林旭が演じていた主人公が、まともすぎて、つまらなくなるくらいに思える、そのチンピラぶり、軽薄さが際立っていた。
カンカン帽のずらしたかぶり方、…
もう二度と帰れない東京への郷愁を回数券の切符とともに胸に秘め、神戸で気だるくその日その日を生きる渡哲也の甘えん坊だけどキザで格好いい生態がこの映画の最大の魅力。本作の主人公のようなアンニュイさと饒舌…
>>続きを読む故林美雄がベスト1に推奨しただけの事はある。神戸出身の名匠舛田利雄は、名作「赤い波止場」をブラッシュアップして、洗練されたアクション映画の傑作に仕上げた。渡哲也の「東京流れ者」からの進化は素晴らしく…
>>続きを読むぬーべるばーぐ・イン・神戸。
気分はすっかりJ=P・ベルモンド!帽子を前に深く被って煙草を咥えた渡哲也が、浅丘ルリ子と寝るために必死に口説きまくる映画。
こんな軟派で饒舌な渡哲也を初めて見た。 …
このレビューはネタバレを含みます
日活ニューアクション初期の諸作はそこはかとなくどこか東宝ニューアクションっぽい無印マイティジャックな雰囲気がただよっている。フィルム編集する暇もなかったのかただつないだだけのような垂れ流しなオフビー…
>>続きを読む【渡哲也の若かった頃】
渡哲也がデビューして2年くらいの時期の映画。浅丘ルリ子と共演しています。
渡は東京で対立するヤクザの親玉を殺して神戸に逃げ、そこでのらりくらりすごしているうちに殺し屋(宍…
日活