『望郷』と『勝手にしやがれ』を足して日活が撮れば、“無国籍アクション”と“ニューアクション”の中間ができる絶品なバランス。渡哲也が浅丘ルリ子とのSEXより弟分の敵討ちを優先する青臭さは、ベルモンドで…
>>続きを読むタランティーノ、北野バイオレンスの源泉をチラリ
舛田利雄
「紅の流れ星」
時々、50〜60年代の日活が観たくなります。
その時代の日活といっても中平康の「狂った果実」や鈴木清順の「殺しの烙印」の…
勧善懲悪の日活アクションも1967年ごろになってくるとずっと昔のままというわけにはいかなくなってくる。よりスタイリッシュに、よりハードボイルドに。とにかく新しいことに果敢に挑んだ作品が後世に残るとい…
>>続きを読む1967年カラー97分。殺人を犯しほとぼりがさめるまでと神戸に潜むヤクザの五郎(渡哲也)。腕っぷしにものを言わせ テキトーな日々を送るが、刑事(藤竜也)と殺し屋(宍戸錠)に狙われる。そして東京からや…
>>続きを読むスカパーにて。裕次郎の赤い波止場のリメイクだそうな。主役を渡哲也にして軽快な作品に仕上がってるね。
冒頭が羽田空港。白スーツにパナマ帽の伊達男の渡哲也(五郎)。窃盗した赤いスポーツカーに乗りヤクザ…
渡哲也百面相。何を考えているかも分からないがとにかくカッコ良いのだけは伝わる。ファーストショットのパンして白スーツの渡哲也が突っ立っている画は外国でもなければ日本でもない、すなわち日活アクションの世…
>>続きを読む日活