身体がどうこうだけならそれは浮気とは言えないかもしれないが、心で惹かれてしまったらそれこそ浮気だ、といったことを誰か有名な作家が確か言っていたけど、まさにそう、この映画は超浮気だと思う
口数は少ないし、お互い自制しているのに、こんなに両方の心が透けて見えてしまうんだから
やっぱりこの映画は主演二人の雰囲気なくしては成り立たなかったはず!
マギーチャンの鋭いのに不安定に揺れる眼差しはなんなんだーーー!!!トニーレオンの悲しみから生まれたような渋さも、演技を越えたものがあって、ちょっと心配になるくらい笑
最初胡座をかいて見てたけど、マギーチャンの所作の美しさを見ていてだんだんソワソワしてきて、ステーキを私が食べる6分の1くらいの大きさにカットしているのを見て、遂に背筋を伸ばしてしまった
映像で言葉以上のことを伝えるこの作品は映画らしい