黒い罠のすんむるのレビュー・感想・評価

オープニングの長いカットと音楽のハーモニーは、本当に凄い

途中、主人公の言動から映画が破綻したかのように感じたが…
というか、破綻しているが
結果的に、オーソン・ウェルズは自身が出るとその役が主役になるのだという事がよく分かる。

また、破綻してる分オーソン・ウェルズがカメラと照明にどれだけこだわりを持っているか？がよく分かる作品だ。

オーソン・ウェルズの代表作は『市民ケーン』だが、監督としての手癖がよく分かるのは『黒い罠』だと思う。