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十代の狼のseapony3000のレビュー・感想・評価

十代の狼(1960年製作の映画)
4.0
事件解決して命助かってああよかったねで終わるけど、よくよく思えば後味悪すぎで若杉光夫監督やっぱし好き。コロンボみたいにボサボサの勘だけが頼りの佐野浅夫と、身綺麗でスマートな垂水さんの刑事対決であっさり垂水さんの勝ちという。ほかの刑事は餅焼いてるか当直で寝てるかの羽田野憲治さんだったり、いつも悪い役ばっかりやってる俳優が警察側で、逆に内藤武敏が…とかキャスティングが良い。梅野さんの手下は杉山俊夫さん、ケン玉持ってるオネエ言葉の木下雅弘さんがうっすらアイメイクしてるし。東京では泥水に、地元帰れば雪原で倒れるアオキョウさん。拳銃と大金モノにして翌日別人みたいに強気に出るとこよかった。おっかさん役の原ひさこが若い。当時52歳!
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