kazu1961

ソラニンのkazu1961のレビュー・感想・評価

ソラニン(2010年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「ソラニン」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2010/04/03
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
🕰Running Time:126分
▪️Appreciation Record :2020-248 再鑑賞
▪️My Review
とても切なく胸に鳴り響く、感動の青春恋愛作品です。ステキな空気感で、ラストの演奏は号泣。
“大人になるということ”。。。
この『ソラニン』という曲は、別れの曲ではなく、旅立ちの歌でした。過去の自分と、サヨナラをするための曲だったのですね。
人生は、今を受けいれて夢と葛藤しながらも前に進んでいくしかないのです。それが大人になるということなんですね。でも夢は諦められない、そんな時は。。。素晴らしいメッセージが含まれています。
本作、単行本が累計60万部突破した浅野いにおの同名原作を映像化した青春恋愛ストーリー。「ソラニン」という名の詩をモチーフとした切ない恋物語を軸に、リアルな若者の心情をビビッドに描き出しています。会社を辞め彼と暮らす元OL・芽衣子を宮崎あおいが演じ、芽衣子の彼で音楽の夢をあきらめられないフリーター・種田を『蛇にピアス』の高良健吾が好演しています。宮崎自らギターを弾いて歌うライブシーンが感動のクライマックスを盛り上げます!!
本作の良いところは原作のキャラクターイメージを上手く実写化したところ。特に高良健吾が演じる種田は、原作そのままのイメージで全く違和感がないと思われるほどに完璧な役柄でした。芽衣子は、原作の方がもっと幼いようなイメージで、宮崎あおいが演じた芽衣子とは少し異なるものの、その違いは演技で完璧にカバーしていました。
そしてもう一つ原作の“詞”を音楽にしたこと。作中に歌詞のみ登場する楽曲「ソラニン」を新たにASIAN KUNG-FU GENERATIONがメロディをつけ、宮崎あおい、高良健吾に提供、実際に生きた音楽となりました。エンディングテーマには、以前ASIAN KUNG-FU GENERATIONが制作した楽曲「ムスタング」のリミックス・バージョン「ムスタング(mix for 芽衣子)」が使用されました。これによって作品に厚みがでましたよね。
物語は。。。
OL2年目で会社を辞めた芽衣子(宮崎あおい)と、音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田(高良健吾)は不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていました。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込みますが。。。

▪️Overview
累計70万部を突破した浅野いにおの人気コミックを、宮崎あおい主演で映画化した青春ドラマ。音楽で成功する夢を諦めきれずにフリーター生活を送る彼氏・種田と暮らす芽衣子は、OL2年目で突然会社を辞めてしまう。不安定な生活を2人で支え合いながら、種田は「ソラニン」という曲を書き上げ、レコード会社に持ち込むが……。共演に高良健吾、桐谷健太、ロックバンド「サンボマスター」の近藤洋一ほか。監督は多数のミュージックビデオを手掛け、本作が長編劇映画デビューとなる三木孝浩。(引用:映画.com)

出演は、宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太、近藤洋一、伊藤歩。
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