mamamimi

ヒミズのmamamimiのネタバレレビュー・内容・結末

ヒミズ(2011年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

世界観が地震後の設定だからか、混沌としていて、周りの大人が母親が出ていって一人の中学生の主人公に頼ってたり、ヒロインも親に殺されそうだったり現実だったら公的な支援が必要だったろうと思ったけどある意味災害で混乱してるからそんな状態なのか。
家の周りでテント立てた中で暮らしてる大人も父親が帰ってきて中学生の主人公殴ってるのに止めなかったり、挙句殺しても黙ってたり。借金返そうと人を殺しちゃうおじさんも悲しかった。
父親を殺して、歩き回って精神崩壊しそうな主人公を繋ぎ止めるヒロイン二階堂ふみの純真で必死な演技はすごかった。最初女の子なのに、主人公にすごい殴られるからびっくりしたけど彼の家庭環境的に普通なのか。
周りのカオスさと現実と妄想の境界線が曖昧になっていく感じがリアルだった。
最後はまだ希望が持てる感じでよかった。
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