猿山リム

前橋ヴィジュアル系の猿山リムのレビュー・感想・評価

前橋ヴィジュアル系(2011年製作の映画)
4.0
 今月は個人的に音楽映画月間。
 前橋でVロックを奏でるバンドの紆余曲折を描いたバンドドラマ。
 多くのミュージシャン志望がそうであるように、バンド以外で生計を立てつつ、セルフプロモーションを展開する。
 そしてやはり多くのバンドがそうであるように、夢と現実の問題が…。

 コテコテのコメディというほどのものもなく、どろどろのドラマということもなく。
 ちょうどいい塩梅で、辛すぎず軽すぎずな、田舎映画。
 主人公たちのバンドは、Vロックにしてはアイドルソングっぽいのが気になったが、よく考えたらアイドルソングっぽいVロックもあったなぁ・・・と。
 
 一時期、Vロックにハマっていたもので、思わず押さえていた作品。
 田舎都市で、Vロックスタイルは、完全に浮いちゃうんだけど、そんな描写がなかったのが少し残念。
 田舎ロック~ヴィジュアル風~楽しめました。

 特典は、メイキングと舞台あいさつ。
 コメンタリーは見当たらず。
 メイキングは、潔いほどメイキング。
 特段インタヴュー的なものを挟まず、撮影の雰囲気を伝えることを前面に押し出した感じ。
 スタッフの顔を覚えられるぐらいの構成は珍しいタイプかも。
猿山リム

猿山リム