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ゴールデンボンバーのkuuのレビュー・感想・評価

ゴールデンボンバー(1989年製作の映画)
3.3
『ゴールデンボンバー』
原題 No Holds Barred.
製作年 1989年。上映時間分。
プロレスファンのための映画。
WWFのヒーロー、ハルク・ホーガンが初主演した闘魂格闘技アクション。
製作はマイケル・ミラクル。
監督はトーマス・J・ライト。
出演はほかにジョアン・セヴィランスら。
アマプラで視聴。

🎼雄々しくて 雄々しくて
辛いよ~🎶
僕の事をからかったの?
あんなに面白いと云ったのに
これのどこを気に入った?
僕はもう要らない?
君とリングで暴れ踊りたい
沢山の人混みの中で
君の笑顔だけが輝いて(イチばーん)
愛されたいねきっと見過ごした
君のアックスボンバーもう一度
気まぐれかな?
でも構わない 君から食らいたいから
この殺人斧(アックス・ボンバー)に耐えきれる人間は、ねえんだ~ぁ!
(☝️の歌と物語は関係ありませんし、勝手に使って🙇ファンの方🙇)。

扠、そのお話は。
リップ(ハルク・ホーガン)は世界プロレス連盟のチャンピオン。
ワールド・テレビジョン・ネットワークの新しいCEOであるブレルは、リップに自分のネットワークのためにプロレスをすることを望む。
リップはそれを断り、普通の生活に戻る。
視聴率を上げる方法を探していたブレルは、"The Battle of the Tough Guys "という番組を立ち上げ、激しい喧嘩を競う。
その大会で謎の男ゼウスが優勝する。
これをきっかけに、ブレルはリップへの対抗手段として彼を利用するようになる。。。

この映画を、プロレスリングのスーパースター、金髪の狼・上田馬之助じゃない(間違い)、超人ハルク・ホーガンの初の長編映画作品ちゅう、明らかにファンへ意図されたものだと考えれば、ニッチな映画ファン以外にはそれ以上でもそれ以下でもなく、これは許容範囲のエンターテインメントと云える。
今作品は素晴らしい映画ではないし、この映画を見ている人がそのようなものを期待しているとは想像もしない(失礼)。
ただ単純に、善玉を応援し、脳みそをオフにする楽しみがあるだけ。
狂乱の貴公子リックフレアーじゃない(間違い)現代に蘇ったネプチューン・ハルク・ホーガンは、驚くなかれ、無理のない役柄を演じている。
ホーガン演じるリップはWWFのチャンピオンで、ステレオタイプな視聴率欲しさのゲス野郎、ブレル(カート・フラー)の目にとまる。
ブレルはリップを自分のネットワークに誘い出そうとするが、うまくいかない。
リップは忠実な男。
しかし、ブレルが思いついたのは、『バトル・オブ・ザ・タフガイズ』というテレビ番組で、様々なチンピラやチンピラが互いに殴り合い、大金を手にするというものやった。
ゼウス(トミー・タイニー・リスター、映画初出演にして堂々たる風格)は不気味な目をした山男で、このコンテストで頂点に立つことを望んでいる。
結局、ブレルはリップを操ってゼウスと対決させるが、リップが成功しないようにあらゆる裏技を使う。
今作品を見てて血の巡りが良くなるのは確かやし、展開が進むにつれて夢中にならずにはいられなくなる。
ハルクは決して "俳優 "ではないが、それでも存在感がある。
とは云え、主演のジョーン・セヴェランスとロマンチックな化学反応を起こそうとする彼の姿は、実に愉快かな。
さらに、リップの弟役のマーク・ペレグリーノ、彼のトレーナー役のビル・ヘンダーソン、ブレルの部下役のチャールズ・レヴィンとデヴィッド・ペイマー、カメオ出演のジェシー・ザ・ボディことベンチュラ、ミーンことジーン・オカーランドなどが出演しています。
フラーの派手な悪役ぶりも含めて、どれも微妙で、主人公が感情的になるような展開が用意されており、確かな方程式が働いている。
暴力描写も多く、リップとゼウスの激しい最終決戦の後には、エンドクレジットに合わせた必然的に気持ちの良いバカなロックソングが流れる。
全体として、これは1時間半を過ごすのに十分満足できる方法かな。
ただし、出だし5分で肌に目に合わないようなら停止することをオススメします。
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