面白かった。
ミッキーカーチスが演じたアニマルは本当に素晴らしい。彼のキャラクターを観るだけでも価値はある。
構成としては荒い部分がある。それが、疾走感へと昇華することができたならよかったけど、変に技工的な部分もあるから、逆にもったいない。
そして、あの、思想や主張が強すぎるシークエンスは必要だったのか?
それこそ、台詞じゃなくて役所広司や、高橋和也の芝居に頼るべきだった気がする。ペルー時代の台詞と、神風の話と、特攻隊の話を、もっと省略するべきだった。もし、やりたいなら、タランティーノばりに、面白い台詞にするべきだった。クイズにしたり、噓をつくときは痰が絡むとか、なんでもいいけど、遊びがほしかった。真剣な話こそ遊んでほしい。と、個人的なこの好み。
とりあえず、はっきりと言える事は片岡礼子がやっぱり好き。