デブチンバラ

Tommy/トミーのデブチンバラのレビュー・感想・評価

Tommy/トミー(1975年製作の映画)
3.5
とにかく音楽と映像を耳と目で楽しむ映画。ザ・フーのロックオペラがケン・ラッセルによって狂気に満ちたド派手な映画となった。まさにイメージの大放出。真っ白い部屋が茶と黒の液体(豆とチョコレート)によって汚される。何台ものピンボールが叩き壊される。このシーンには興奮を覚えずにはいられなかった。これこそ映画ならではの贅沢なお金の無駄遣いと言えるだろう。ティナ・ターナーもエリック・クラプトンもエルトン・ジョンもとにかく自分の爪痕を残すべく演じている。その存在感たるや凄い。でも、ウィキペディアを読むとクラプトンとジョンは当初は出演を拒んでいたようなのだ。全くそうは思えなかった。
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