18世紀の李氏朝鮮の時代、チョ夫人（イ・ミスク）は従兄弟のチョ・ウォン（ペ・ヨンジュン）に夫の側室になるソオクを妊娠させるゲームを仕掛ける。そこでウォンはその依頼に加え、婚約者に先立たれて以来、貞操をずっと守り続けているチョン・ヒヨン（チョン・ドヨン）を落とすことを条件に追加する。チョ夫人とウォンの恋愛ゲームに周囲は巻き込まれていく。
ストーリーの歴史的背景について私はほとんど知らなかったが、男女がみだりに交流することが許されなかった時代だったんじゃないかな、というぐらいで考えて観ていました。
ストーリー展開としては、ウォンがヒヨンを口説き続ける姿を観ることが大半になっており、ウォンの歯の浮くような口説き文句の連発は観ていて少し辛かった。
そして、ウォンのプレイボーイぶりを描くためか、やたらと女性の裸を映しており、そういう描写で観ている側を惹きつける作品じゃない気がして違和感を感じました。
また、チョ夫人も他人の恋文のやりとりにちょっかいを出すなど、あまり好感を持てない感じでした。納得できないまま結婚させられ、その夫に側室ができることにチョ夫人が怒りを覚えることは理解できるが、だからといって他人の色恋を捻じ曲げて遊んで良いわけが無い。
本作のヒロインであるヒヨンは頑なにウォンを拒み続ける姿が非常に良かった。多分、時代としてはヒヨンのとった行動が正しいのだろうな、と思いました。
私にはあまり面白さが分からないまま終わってしまいました。
私の知識不足が原因だと思いますが、もう一度観たいとは思いません。
