こんな傑作があったんだ。
史実ベースなのも驚いたが、これを本質を壊さず100分のエンタメ映画に仕立てた手腕に感服。
面白い脚本のお手本のような構成。胸をえぐるサスペンス。派手さはないが、そんなものは…
前半の警察署での炭鉱の先行が不審死した事件を追うミステリーとしての面白さ、そして中盤から弁護士の小林桂樹が執念妄念に取り憑かれ、正義を追い求めれば求めるほど、反比例してどんどん道を大きく脱線していく…
>>続きを読む戦時中の官憲による拷問死を弁護士(小林桂樹)が告発した実際の事件を映画化した社会派サスペンス。
『八甲田山』『日本沈没』の監督・森谷司郎と脚本・橋本忍の初タッグ作品。
警察と検察の共謀で誤魔化…
イケイケケイジュ。正しいんだけどちょっと待って〜!真実を追求するあまり踏み越える弁護士を小林桂樹が熱演。眼鏡のツルと一直線の目の座り様。ヤバイ人に頼んじゃったよと困惑する依頼人、法医学関係者の動じな…
>>続きを読む弁護士の正木ひろしが書いた小説を「日本沈没」「八甲田山」などの森谷司朗が実写映画化。キャストは小林桂樹、古山桂治、などなど
戦時中の1944年、茨城県の長倉村というところで炭鉱労働者として働く男が…
正木という弁護士が検死のために墓を掘り起こし、死体の首をちょん切って持ち帰ってきたという実際の出来事“首なし事件”の映画。「死体が腐ってしまう、どうしてもあの首を」と繰り返しついには「死体が叫んでる…
>>続きを読む橋本忍映画祭③
戦時中、炭鉱夫が警察署内で脳溢血で死ぬ。不信に思った雇い主が弁護士に、、。
弁護士の正木ひろしの原作を橋本忍が脚本化。
戦時中の弁護士モノとは珍しい。非常事態の中でも一応仕事が…
拘留中に死亡した男性は本当に病気で亡くなったのかを弁護士の小林桂樹が探る話。重要な場面で雨や雪を降らせたり、神山繁みたいなくせのある顔の俳優をいっぱい使って、アップも多用しているので、怪しげな雰囲気…
>>続きを読む映画の一番のアウトライン部分というのは脚本で、そのアウトラインに才気あふれる物語を描き続けてきたのが橋本忍。
戦時中に行われた取り調べの中で容疑者が脳溢血で急死する。
その死の謎は何か?
という…