夜の青春シリーズ6作目。
化粧したゲイボーイ梅宮辰夫がオープニングから口調といい強烈。今までどこか野暮ったかった大原麗子がシリーズで最もフィーチャーされていて良い。最早緑魔子を食った感すらあった。
地味に小沢栄太郎や千葉真一が出ていたりと意外性はあったがタイトルに『夜の』が付いてからスパッとした切れがなくなったようで残念。センセーショナルなラストの復活は喜ばしく思うが物足りなさは数作前から続く。
童謡赤とんぼが虚しく響く。

• #東映モノ

コメディ調だった前作からまたもシリアスに転調。
ゲイボーイに扮した梅宮辰夫が新鮮だが、どのエピソードも焼き直し感あり。
大原麗子に衝撃的なことさせるラストも繰り返しすぎてまたか、となる。

• #夜の青春シリーズ

お金が全て。それぞれ金持ちを狙う梅宮辰夫と緑魔子。上野で引っ掛けた田舎娘の大原麗子。彼らの顛末。白黒映画。

梅宮さんがゲイの設定なので、化粧してゲイの口調が新鮮で愉快だった。心の内はモノローグなので人物像がわかり易い。
大原麗子さんの朴訥とした儚さも素敵。好演。白黒の夕焼け小焼けも美しく。