港町のうらぶれた風景とか、逃避行で向かった台北のせせこましい路地裏だとか、それらに時代がかったフィルムの荒さが加わって雰囲気は良くて。
風景はもちろん、屋内の映し方もほぼロングショットのみで登場人物の顔が最後まではっきりわからなかったし、
話の運びはかったるく、核心に迫らない。のだが、話も絵面も全体的に遠巻きから眺める感じのバランスなので雰囲気的には悪くなくまとまった感じで嫌いじゃなかった。
あと台湾ニューシネマの作品を色々見たいと思っているので、その中の一つとして見れたので興味深く見れました。
けっこう良かったよ。終始はっきりしない作品だけど笑