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いつも2人でのkojikojiのレビュー・感想・評価

いつも2人で(1967年製作の映画)
3.5
 ちょっと変わったロードムービー。12年間の出会いから離婚の危機まで、ジョアンナとマークの軌跡を描く。
 車に乗ってるシーンがやたら長い。
 イギリスに住む二人の6回のフランス旅行を時間軸を交差させながら、思い出と同じように描く斬新な作品。
今のシーンはいつの話か時々わからなくなる。そんな時はオードリーの髪の長さと赤ちゃんをポイントにして見るといい。髪は長いほどオードリーは若いことになっているようだ。

#1337
1967年 アメリカ🇺🇸/イギリス🇬🇧映画
監督はスタンリー・ドーネン。
 オードリーとは『パリの恋人』、『シャレード』に続いて3度目のタッグ。
脚本は『ダーリング』の脚本でアカデミー賞を受賞したフレドリック・ラファエル。
音楽はヘンリー・マンシーニ
 ヘンリー・マンシーニの音楽はオードリーにピッタシ。
衣装デザインはユベール・ド・ジバンシィ、 エドウィン・ハーディ・アミーズ

 私の評価は低い。と言っても3.5
理由は2つ。
 どちらもわがままな、好みの問題。
 1つ目は夫役のアルバート・ファニーの演技、というか彼自身が好きではないこと。そのため彼の言葉がどれも嘘っぽく感じる。
 2つ目はどの会話もうるさいこと。もう少し静かに会話して欲しい。そのためなんだかすごく落ち着きのない映画に感じる。

 でも、いいところは当然ある。
 まずはこの斬新な演出。
 そして、オードリーの12年間、6通りの変化。
基本は髪型と化粧。若い時から12年間を見事に演じている。最後の年は髪型もサングラスも、『オシャレ泥棒』だ。オードリーファンにとっては、このオードリーの6変化(へんげ)はちょっと見もの。

 「夫婦仲が、この頃なんだかギクシャク
しているなあー」と感じている貴方!
貴方には、この映画は必見ですぞ!

2023.08.5視聴370
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