Ya映画鑑賞

宮本武蔵 巌流島の決斗のYa映画鑑賞のネタバレレビュー・内容・結末

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2022.13 *100

宮本武蔵5

沢庵は三國連太郎、佐渡は片岡知恵蔵。恥ずかしながら今まで知らんかった。

5部作見終えての所感
剣を「生き方」として、その他全てを投げ打って武者修行に励んできた。それから10年が経ってのひとまずの結論が、「所詮、剣は武器に過ぎない」。武蔵は最後、小次郎を斬った櫂を踏みに投げ棄てるが…刀は抱いて、カメラに背を向け遠ざかっていく。これからも全てを捨てて武者修行の道を歩むのだろうことが、言葉なしに伝わってくる。

映画的な話をすると、般若坂といい、モノクロ田んぼ一乗寺といい、今回の霧から登場&海走りといい…ロケーション、シチュエーションをつくるのがうまいなという印象。かっこいいもん。

見所① 小次郎vs岡野 手合わせ
長回しはもちろん、足捌きだけをとことん映すのも良かった。恐れの感情が出やすいのって顔と足な気がするけど、顔だけだと殺陣何やってるか分からんし。足だけっていうのは殺陣の激しさも恐れも両方表せるので良い。

見所② 小次郎vs武蔵 最後の決闘
島に2人が対面するイメージだったから、小次郎方大勢いて意外。
結構呆気なく終わってしまう。とはいえ、霧の中からの登場とか、飛沫を上げて走る躍動感とかは良い。
そして表情は、さすがの歌舞伎役者。

best ONE shot
水走り武蔵


昔の時代劇、バスクラよく使うよねー黒澤映画の時も思ったけど

ハエを柄にちょんと置くやつ、めっちゃ笑った笑

どんどん顔色悪くなっていくけど、そういう化粧?なぜ?

お通さん、だいぶ言うようになったなあ。昔の弱いお通が好きだった。笑
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