ちろる

フューリーのちろるのレビュー・感想・評価

フューリー(1978年製作の映画)
3.7
ブライアン・デ・パルマ監督の「キャリー」第二弾と言われるサイキック系ホラー。
オープニングから、007並みの銃撃戦とアクションが始まりますが、その後は誘拐された息子を必死で探そうと奮闘するカーク・ダグラス演じる父親と、組織に目をつけられるサイキック少女の運命が交差していきます。

運命に弄ばれる超能力を持ったために隔離される謎の組織のシーンがメインとなるのですが、70年代は恐らくオカルト、サイキックブームの時代とだけあって電極を頭につなげるとか、透視リーディングとかのシーンが古臭くて逆に興味深かった。

中盤までほとんど激しいシーンはなく、どちらかというと組織に隠されてしまった少年の行方を探るサスペンスに徹しているだけに、ラストの展開はえ??ってなるかも。
若干の無理やり感はありますが、スペクタクル感や激しさを求めている人にはおすすめです。
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