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ブラックホーク・ダウンのVunnyFunkのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

思ってたよりグロい……。
グチャグチャな様子とか出ます。

実際にあった出来事を取り扱っているからか、「よし、戦争の"映画"を観るぞ〜」と言う人には些か退屈かもしれません。
戦争映画って一人一人のバックグラウンドを元に感情移入させるケースが多いイメージがあるんですがそれを排除し、ほぼほぼ戦闘シーンのみで構成されており、割とコロコロ負傷したり死んだりします。

この市街戦は、アイディード将軍の手回しの早さや米軍の経験不足(と言うかナメてた感じ?)などの要因から起きた失敗を取り上げてるんですが、まー坦々と進んでいきます。
キューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』でも思いましたが、戦争ってこの冷酷無比に時が流れる様子こそが一番リアルなんじゃないかなと戦慄します。
言わずもがな、戦争を体験してる訳では無いので、本当にそうなのかは知りませんけど。

米軍側が「まじかよ……」となってるようにソマリア側も「まじかよ……」となってるんでしょうね。
何にも生まないよなー。

そんな映画に『トレインスポッティング』のレントンことユアン・マクレガー、スパッドことユエン・ブレムナーが出てて、変な感じがします。
あのボンクラさとのギャップ。
役者ってすごいなー。

戦争映画自体があまり好きでは無いのですが、観る価値は存分にある作品だなと言う印象でした。
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