コブラ

ザ・ブルード/怒りのメタファーのコブラのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

トラウマ克服チャレンジ3

強い精神的負荷が肉体に及ぼす影響。クローネンバーグ作品に以降も形を変えて頻出するモチーフの原点かね。コレより前の作品「ファイヤーボール」しか観たことないからわかんないけど。

ストレスによって文字通り産み出される怒りの“雛”たち。そしてその出産シーンが何ともアレでしてね、、、。

初見がいつだったかは覚えてないけど、保健室とか病院とかに貼ってある病気(腫瘍とか口腔病とかのモロ写真)のポスターを見た時に感じる様な生理的かつ根源的な恐怖を喰らった(と自己分析)。

って事で気合い入れて観たけど全然余裕だったな。うおっ、とはなるけど恐怖の感情から特殊効果に対する尊敬の念にトランスフォームしているというか。ここ数年でホラー耐性パラがだいぶ上がってるからかな。克服したわ。

クローネンバーグが離婚〜娘の親権争いの後、撮ったと作品との事。劇中、妻が娘に暴行してると思わせる描写があったり、妻実家の家庭環境への言及、妻は精神病患者で話が全く通じない等など。なんか当てつけチックで、これもうクローネンバーグの怒りのメタファーやんけ、、、ってなる。いや違うかもだけだし他人がとやかく言う事ではないけども。


↑デパルマもナンシー•アレンとの離婚後「ボディダブル」で娼婦の頭に電ドリ挿入してましたね。あれも当てつけチックだったなぁなど。
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