Yu

ザ・ブルード/怒りのメタファーのYuのレビュー・感想・評価

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ド変態!!!!!!!そして異常な三白眼の貴重な産卵シーン!!

テレタビーズって覚えてる?あの宇宙感と母性感をくすぐる怖くてカワイイ唇が死んでる連中。覚えてる?
そんな唇が死んでるクソガキが大人をブチ殺す映画って見たときある!?しかも大量のクソガキよってたかって大人を撲殺ですよ!濃すぎる血糊が滴って腹からコスモを感じる袋をぶら下げた三白眼!!どういうことだってばよ……

殺すって言葉がの意味は命を奪うって感じで共通認識があるかと思うけど、今回の命の奪い方は殺すというよりも自然感が強い。どっちかというと超自然の十歩手前。兎に角くシャブみがあるというか、置いてかれて連れてかれる感覚。
冒頭の「天才だ……」を復唱するような、させられるようなド変態感をバチバチ感じる。

感覚的な感想を続けてしまったのでちゃんとまとめていこうと思います。

キチガイ精神科に入院した三白眼奥さんと娘と旦那を中心に置くトリップサスペンスホラーなんだけど、脈略がありすぎる素直な撲殺に苦笑いを続けるしかないんです。
娘とよく似た格好のテレタビーズが奇声を発して(舌が変に成長して喋れないらしい)三白眼のキライな人間を撲殺するんだけど、妙に納得させられる。

唇の死んだガキが真っ赤に染まった水晶をぶん投げて壁に穴を開けるんですよ!その穴ははやけに目立って、「怒り」「メタファー」を辞書でひいてるような感じ。
ドライブして核心をついた当たり前すぎるような話を振られるような、ゾクッとする状態に置かれる一時間半を過ごしました!つまりゾクゾクしながら過ごす一時間半!感想はド変態!!!!

昨日見た『ナイトオブザリビングデッド』でも多用されたマッシャーはクローネンバーグでも使われていてアメリカに恐怖しか感じない!あんなにブチ殺すために生まれたようなフォルムをした調理器具があることが認められているあの国は血に植えてるのかも。それをテレタビーズにフルスイングさせる発想なんて誰にでもあるわけだけど、実際に映像化したときのエモーションたるやなんたるや!!!

うーん、変態だぁ、
Yu

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