このレビューはネタバレを含みます
豪華キャストでリメイクされた名作サスペンス。
ノーマンを196cmのヴィンス・ヴォーンが演じた事でノーマンに必要だった病的な雰囲気がなくってしまい、最後、ライラに襲いかかるノーマンをサムが止めるシーンでも、ノーマンが大柄すぎるせいで全然制止できていない。
ストーリーはもちろん、台詞やカット割りでさえもほとんど全くオリジナルと一緒だというのに、ノーマンがマリオンを覗きながらシコっていたり、母親の髪型をマッシュヘアからありきたりなロングヘアに変えてみたりと余計な演出が増えたせいで完全な劣化版となってしまい、リメイクとしては最悪の出来だとすら思える。
名作映画を名俳優揃いの演劇部が演じてみたら凡作になったというだけの話。