みてべいびー

ガス燈のみてべいびーのネタバレレビュー・内容・結末

ガス燈(1944年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

よくできてた。ほぼ家の中なのに映像が美しいし、Ingrid BergmanとCharles Boyerのキャスティングがぴったり。Bergman演じる取り乱すポーラを部屋に押し込む場面で、ドアに映る二人の影だけが見える演出が美しかった。旦那が明らかにヤバい奴だから、さすがに気づいて?って内心イライラしてしまったけど笑、自分をも信じられなくなり追い詰められていく様子がよく伝わってくるBergmanの演技力には脱帽。ラストでしっかりキレてくれるのもスカッとした!
でも全ての動機が宝石ってのが陳腐な気がして、何となく腑に落ちなかった。叔母アリスの美貌に取り憑かれた末に姪のポーラを監禁、とかの方が猟奇的で恐ろしい気がする。
あとよくヒッチコック作品とかに出てくるようなお節介なおばさん、個人的に本当に苦手。ねぇこの人本当に必要?って思ってしまう笑。最後勝手に人の家に上がりこんでくる無神経さにはだいぶイラッとした。
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