有名古典サスペンス作品の本作。犯人はすぐに分かるし、終わってみれば結局そうなるか、という内容ではあるものの、観ている間はそのラストに至るまでの展開が読みづらく、クライマックスまでどのように持っていくか最後まで興味を惹きつけられた。
それは、サスペンスとしての驚きはない一方で、マインドコントロール的なアプローチで不安定になる主人公を見ることで、話がどう転んでいく面白さがあったからかもしれない。
とはいえ、本作の最大の魅力はなんと言っても主演のイングリッド・バーグマン。とにかくお美しい。この方とグレース・ケリーは、1900年代の女優で個人的2トップです。