カレクック

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのカレクックのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

リバイバル上映で『バード・シット』との二本立てで観た時以来二度目の鑑賞。一度目よりもずっと感動した。
死に憧れる若者と生を謳歌する老人という対を成すいわば「弱者」の二人が、どちらも常識や権威に対する違和感を自らの知恵で表現するという、屈折しながらも勇気や希望を志向した作品。
80歳で自ら命を断つ時、モードはハロルドに魂を預けようとし、ハロルドは最後にそれを受け取る。人生は不条理かもしれないが、それに抗おうとするのも人生だ。
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