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ハロルドとモード/少年は虹を渡るのtayaのレビュー・感想・評価

4.1
自殺願望を持つ少年ハロルドと、79歳になっても生きがいと自由を求めて人生を謳歌するモードが、赤の他人の葬式に出席するという共通の趣味をきっかけに交流を深める

生きながら死んでいるようなハロルドがモードの生き方や言葉に感化され、人間らしく生きる道を見つける
何気ない日常の景色の中に美しさを見つけ、自分がやりたいことを実践し、人を愛する
自由を求めた戦いを続けるモードの金言が胸に刺さる

常識にがんじがらめになってしまうし、やりたいことだけやって生きていける世の中でもないが、そんな世界でどう自分らしくあるか、常に自分なりの世界との戦いが必要なのだと、生きる力が漲るような気持ちになった
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