ななな

ハロルドとモード/少年は虹を渡るのなななのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

死ぬまでに見たい映画1001本より
『ハロルドとモードは恋愛映画の最高傑作』は、とある映画のセリフだけど正直そうは感じなかった。映画序盤自殺するハロルドとそれを無視する母親のシーンは強烈にワクワクさせられたし映画史上最高に惹きつけられたオープニングシーンだった。それ以降は自分本位な母に執着し死を考え、真似ることしかできないハロルドとナチスの収容所を生き延び、自由に生きるモードのラブストーリーが展開される。
ハロルドとモードの対比は面白いし、若者と老婆の性的関係に対する批判も面白いが、感情移入することができず、そのまま置いて行かれてしまった。ハロルドのモノローグとかあればよかったが。
あと個人的な趣味なのだけれど自分がアメリカンニューシネマが苦手なのも原因なのかもしれない。
しかし映画全体を貫くテーマや雰囲気は代替不可能でカルト的人気があるのは頷ける。
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