TaiRa

男の敵のTaiRaのレビュー・感想・評価

男の敵(1935年製作の映画)
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霧の映画。五里霧中な愚かな男の迷走を傍らで見守る。仲間を密告した主人公の頭の足らなさに呆れつつ同情するスリリングさ。真綿で首を絞められる様に詰んで行く男。ラングの『M』の影響ありそう。ユダのモチーフを最初と最後に入れるだけで普遍性が爆上がりするの流石。密告されたフランキーの絶命を爪の音を強調して表現するの格好良かった。
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