ストーリーは至ってシンプルで、何が悪なのか、誰が本当に悪いヤツなのか、暴力教師と不良生徒がお互い衝突しながらもそれぞれの正義に基づいて闘っていく話。
と言う内容は置いといて、とにかく若き日の松田優作と舘ひろしのパワーが全面に溢れた作品。やはり二人とも存在感ある。
これ観て今の舘ひろしを観ると、やはり演技の幅が広がっているなあと思うが、逆に松田優作は今どんな役者になっているのかと思うと残念でならない。
この後優作はアクションスターとしての地位を確立していくのだが、それだけにとどまらず、文芸作品に挑戦したりコミカルな役もやるし自らメガホンも取るしハリウッドにも進出する。
亡くなってから30年以上経つが、その30年間にどんな姿を見せてくれたのか、悔やんでも仕方ないのだが、これ以上カッコいい人は出てこない。生き方も含めて私の永遠のアイドルでありカリスマである。