☆mixi過去レビュー転載計画
〈story〉
不良たちがハバを効かせる愛徳学園高校に、体育教師・溝口勝利が赴任した。担任を受け持つことになった3年C組には、不良たちを束ねる喜多条がいた。溝口のクールなそぶりに徹底反抗する姿勢の喜多条。仲間を引き連れサボりや暴走を繰り返す喜多条に、溝口は手を焼くことになる…
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松田優作と、これがデビュー作となる舘ひろしのタイマンが見られる貴重な一本。アメリカ映画の「暴力教室」からインスパイアされたと思しき、学園バイオレンス。 優作さんは、ジーパン刑事の延長で教師になったようなキャラ。妹を可愛がる姿はユーモラスで楽しかったね。
学園モノという観点からは、学校側の思考回路にかなりの違和感。学園土地移転で儲けようとする理事長、舘ひろし一派にだけ弱腰の室田日出男先生や、ひたすら事なかれ主義の小林稔侍先生、さらに生徒会を武装隊に仕上げて操る校長先生…こんな学校、今では絶対存続できませんよ。
ちなみに、元ネタと言って良いグレン・フォード主演の「暴力教室」、原作を書いたのは87分署シリーズのエド・マクベイン。俺がこよなく愛する87分署と松田優作が繋がる一本でした。
