ジョウ

出所祝いのジョウのレビュー・感想・評価

出所祝い(1971年製作の映画)
3.5
当時既にヤクザ映画お得意の東映ではなく、不況だった東宝が半ば商売方法をマネする形になって撮ったヤクザ映画みたいです。

ストーリーは任侠というよりは裏切りや私利私欲が目立つ血みどろ系で、個人的にはかなり面白かったです。
仲代達矢を始め役者さんの演技もどれもよく、特に田中邦衛のインパクトは凄い。
途中間延びする場面や、必要なさそうなシーンやカットを差し引いても面白いと思いました。
ただラストの演出が非常に非常に非常に残念。
こういうヤクザ映画のラストでヒーローアクション映画のような演出は求めていません。
海岸で向かい合ってそれぞれのクローズアップが映った瞬間かなり冷めました。
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