りょーこ

出所祝いのりょーこのレビュー・感想・評価

出所祝い(1971年製作の映画)
4.0
義理の二文字にドスが飛ぶ!

東宝が東映に殴り込みを掛けた一作だそう(笑)

いつもながら131分もあり、五社監督らしいくどい描写が多いのだけれど、そこがまた好きなんだよなぁ~

仲代達矢の目力も映えるし☆

冒頭のもちもちワンコが以降出てこなかったのだけ残念w



昭和初期、津軽。
材木を運ぶ鉄道の利権を巡り、榎家と観音組が抗争を続けていた。

が、4年前の大事件後は、政治家の浅倉玄竜(丹波哲郎)が仲裁に入り、手打ちに。

さらに榎家の二代目は、先代の娘を観音組の二代目に嫁がせ、関係をより良好なものにしようと画策。

そんな時、恩赦により榎家の岩橋清治(仲代達矢)、小野寺努(黒沢年男)が出所してくる。
観音組の尾関軍次郎(安藤昇)も出所。

様々な事件が起きるも、もう組に居場所はないと悟った岩橋と尾関は、それぞれ杯を返すことにした。

しかし、先代の死や縁談の裏に怪しい点が浮かび上がってきて……



天本英世どこにいたーw?!
発見した方、ご連絡下さいm(_ _)m

いやーとにかく五社監督らしいべったりじっとりとした演出w
好き嫌いは分かれるだろうなぁ~
私は好き♪

謎の女殺し屋コンビが妙に大根だったり、田中邦衛がそろそろ聞き取り難い喋り方になってたりはします(笑)

が、仲代達矢の漢は黙って目力っ!な迫力があればもう完璧なんじゃい☆

安藤昇も本物の貫禄で、仲代との酒飲み交わしシーンは渋くて素晴らしかったぁ~

この二人でずっと飲んでる映画とか欲しい(*´艸`)

あと、昭和の任侠モノながら、チャカ無しのバトルなのも良かった!
ヤクザはドスよ!ドスでなんぼよ!!

田中邦衛は御猪口や一升瓶だったけどw

長尺ながら、東映に殴り込むんじゃ!という意気込みを感じる熱い一作でした♪
りょーこ

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