目は盲いても、耳は見ている。
大好きなフリッツ・ラングの名作。
幼女を狙った連続殺人鬼に翻弄される民衆、犯罪者と警察の姿を描く。
俺が観てきたラング・ハルボウ脚本で初めてメロドラマなしの作品だ…
学生時代から観たかった1本。実在したドイツの連続殺人犯、ペーター・キュルテンの事件を下地にしたサスペンス映画。こりゃ凄い。ショット、演出、編集、何処を取っても上手過ぎて釘付け。殺人犯追跡劇をツイスト…
>>続きを読むこの時代にここまで完璧なサスペンス映画が作れるのがすごい。犯人の特徴であるギョロ目と口笛の使い方が印象に残った。私人裁判の場面が迫力があり、人間が人間を裁く意味や(精神病の)人権とはなにか、現代にも…
>>続きを読むバキバキにキマッた画、クロスカットによる2勢力の会合、長回し、等見た目の力強さ。連続殺人鬼を追うサイコスリラー、かと思いきや法を無視し感情で個人を裁こうとする民衆の怖さ、狂気の提示という社会派路線へ…
>>続きを読むバッチバチ決まったショットの連続
100年ぐらい前になるとこのカメラワークが物凄く新鮮に見えたりする。
警察とハグレ者たちのカットバックマジでたまんねぇ
だから映画とかファッションとか音楽って昔のも…
異次元の傑作。初フリッツ・ラングで所謂サイコスリラーの走りとも言われる本作を見たわけだけど、近年のそのジャンルの映画とは比べ物にならない映画的美学と人間の怖さがあった。
集団心理の恐ろしさを描く映画…
殺人犯=加害者、警察=司法、犯罪組織=被害者と読み替えられる三竦みの構成が凄すぎた。 どうしても被害者側は憎悪的な感情で裁きたくなるから冷静な法的対応が求められるんよな、まあ当事者なったら冷静でいれ…
>>続きを読む全編通して面白いけど特にクライマックスは圧巻。最初の長回しは鳥肌がたったし、絶望に満ちたピーター・ローレの独白、悪へと転化された大衆の姿が強烈。あと、彼を絶望に突き落とす盲目の老人、救いを差し伸べる…
>>続きを読む1931年の作品だけど全然今でも通用するストーリーでめっちゃ面白かった。
データや記録から犯人を割り出そうとする警察に「使えねえ!」と組まれた自警団的な組織。
「事件は会議室で起きているんじゃない!…
手配書の前に影
エルシーと呼ぶシーン
集団を上から
新聞の前
俯瞰カット
赤か緑の言い合い
どこかから見ているような視点
誰もいないカット
「諸君の意見を聞きたい」犯罪者集団と警察の入れ替わり
「同…