にんじんしりしり

Mのにんじんしりしりのレビュー・感想・評価

M(1931年製作の映画)
5.0
フリッツ・ラング。洒落たお菓子の名前みたいで何度も名前を呼びたくなる。サイレント映画とトーキー映画の時代を生きた監督。流石の腕前と工夫に唸る。
子どもたちの痛ましい姿をそのまま映像にしなくとも、悲しく転がるボールと奇妙に絡まる人形の風船が恐ろしくて身の毛がよだった。
映画の魅せ方を熟知したフリッツ・ラングの大傑作。