このレビューはネタバレを含みます
作り物感という意味で、随所に臭さ、があった。血の涙、血の雨などしかり。本当に130人だけか?とも思った。ほぼ一人ずつ一撃でのしていたので、130人以上いったんじゃないかと。
そもそもなぜ橋の上で通せんぼをしたときに銃で殺さなかったのか不思議だった。あるいは、火薬の技術があるならそれで狙い撃ちもできそうだし、あれだけ入念な準備をして、最後の最後が13人vs130人て作戦としてどうなんだと?きれいに10倍ってなんでだ?
また、武士の品が感じられず、悪い面ばかりが出てしまっていたように見えた。役目に縛られ、死道に没頭する人たちを、一日本人としてかっこいいとは感じなかった。なかなか映画で侍を語るのは、難しいんだなと思った。自分が描く侍の姿ではなかった。
死ぬ間際に、台詞がきれいに終わるのにも違和感があった。
勇者ヨシヒコの舞台とそっくりだった上に、山田孝之がそこを歩く様はどうにも鑑賞のノイズになった。まさか同じ場所とは思わないが、それにしては景観が似すぎていて日本の舞台って限られてるのかなと感じた。
※追記:調べたらロケ地同じのようだった。