ダネクン

十三人の刺客のダネクンのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
4.5
吾郎ちゃんが演じる殿の言うもっともらしいロジックの数々に、恐らく公開当時より染まっているであろう現代でこの映画を見る清々しさ。

この映画はそのもっともらしさを決して肯定しないし、そのもっともらしさを拒絶する為にどこまでも泥臭いディテールを重ねていく。

あのラストカットで終わるのも、そういう泥臭い、市井の人々の在り方を重視する三池作品らしい。
(バイオレンスやサイコホラー映画で知られているけど、実は非常に明確なモラルを持っている監督だと思う)
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