マツモトタクシー

十三人の刺客のマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
5.0
三池崇史 監督作品


時は江戸時代後期の弘化元年(1844年)
将軍の異母弟にあたる明石藩主松平斉韶(稲垣吾郎)は暴虐、無法の振舞い多く目に余る行いに明石藩江戸家老間宮図書は老中土井大炊頭屋敷前にて自身の命を賭けて切腹、憤死し抗議した

幕閣では大炊頭を中心に善後策を検討したが将軍の意により斉韶にはお咎めなしとなった
斉韶の老中就任が来春に内定していることを知る大炊頭は、やむなく暗黙のうちに斉韶を討ち取ることを決意し御目付役の島田新左衛門(役所広司)を呼び出した。。







以下ネタバレ


1963年のリメイク作品アクション時代劇
サイコな暴君が権力の座に付く前に暗殺を試みるリベンジ物

兎に角、豪華で凄い役者達が揃っている

今までなら松方弘樹さんが主演でもおかしくないが脇に回ってキレッキレの殺陣を披露イカす🦑

狂った暴君役の稲垣吾郎ちゃんの怪演が光る😁
よく事務所がこの役を受けたなぁ。。ジャニーズを辞めた後だったのか。。😅


三池崇史監督はインタビューで自分の思想とかは無く来た仕事は極力受けるようにしていると仰っていた
良くも悪くも自分の色を出さずに発注された物をその時に出来る最大限の努力で完成させるスタイル
なので他の監督が断った仕事でも受けているんだろう。。😅
たまに自身の色を出せる

なのでどうにもならない作品も有ればたまにめちゃくちゃ面白い作品もあるというイメージ
野球選手に例えるなら打率230でHR45の三振か本塁打タイプ
10本製作したら1、2本しか当たりは無い🎯
けど一旦当たるとホームランでも場外だ😁


この作品はオリジナルも素晴らしいので忠実に描きつつ削ぎ落とすところは落としてパワー・アップするところは格段に予算を掛けて作っている〰️💣💥

監督作品は「初恋」「デッド・オア・アライブ」「ビジターQ」等が好みだけどこの作品が最高傑作だなと思った☺️


しかしあの慰み物は。。「オーディション」や「ホステル」を思い起こさせる。。残酷なのは苦手です😅
五朗ちゃんのファンは観ないようにして下さい😅