のnきち

十三人の刺客ののnきちのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
3.5
工藤栄一監督のオリジナル版を観て、三池崇史版も観たいと思ってTUTAYAへ。

三池版はエンターテイメントだ。
(リメイク版ということで、きっとアクションすごいけど、グロいんだろうなぁ、どうしようと思いながら手を伸ばしてみた。)

予想通り、アクションがすごい!
斬って斬って斬りまくる!!!!
参勤交代の護衛の数も増えてるし、牛の突進シーンなんかは思わず声が出た。
キャスト陣も豪華なのでキャラが立ってて、クスッと笑えるシーンもある。

内容はオリジナル版と流れは同じだけど、松平斉韶(稲垣吾郎)の暴君ぶりがハンパない!
暴君エピソードも増えてるし、斉韶の残酷さの描写が気持ち悪い。
グロすぎるし、カラーだから血生臭さが増し増し。。。
当時はまだジャニーズ事務所の稲垣吾郎にここまでさせて良いのか?というくらいに狂ってる。

オリジナル版のお気に入りの島田新六郎と芸者の別れの件は、オリジナル版の印象が良かった。
山田孝之はカッコいいと思ってるけど、新六郎役にはイメージがちょっと違う。

個人的にオリジナル版の雰囲気が好きなだけに、別ものとして観るのが正解。

切り離して考えれば、三池崇史版は台詞も現代的だし、殺陣のシーンは役者の演技も迫力があってとても見応えのある141分だった。
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