ししゃも

十三人の刺客のししゃものレビュー・感想・評価

十三人の刺客(2010年製作の映画)
3.6
明石藩主松平斉韶は暴虐、無法の外道ながらも、将軍の異母弟という地位を笠に着て咎めを受けることなく悪行を繰り返していた。そんな折、斉韶の老中内定を知った老中土井大炊頭は御目付役の島田新左衛門に斉韶の暗殺を命じる。新左衛門は自身を含む13人で斉韶を討つ。

殺陣のシーン、アクションはとてもダイナミックで迫力がある。数で劣る刺客達の奮戦ぶりは緊迫感があって、見ているこちらにも伝わってくる。13人が13人ともそれぞれに見応えがあって面白いのだが、松方弘樹はやはり身のこなしから違う。一人だけ本物の達人感が溢れ出ている。

吾郎ちゃんも悪い意味で本物っぽかった。k違いの殿様役がすごく板についていたように思う。それでいてサイコパスになりきれていない小物感もあってよかった。

ただ、やはり所々グロかったのでそのへんで「うへぇ」となってしまった。