Shizka

パリより愛をこめてのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

パリより愛をこめて(2010年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ありえないとハラハラが同居するアクション。スピーディーな展開でかなり誤魔化されているけれど、疑問符だらけ。

思い切りホワイトカラーの主人公がなぜかスパイに? しかも昇進するかもわからない段階で彼女が彼のスパイに? そんな彼女が自爆テロ?

アメリカから来たトラボルタはわざわざ拳銃を密輸。いくらでもフランスで手に入るのに? X線はどうやって通ったの? 

空港からいきなり中華レストランにカチコミかけて麻薬組織をぶっ潰す。かと思いきや同じ組織がテロだからって今度はテロ組織をぶっ潰す? いったい彼の使命はなんなのかね。フランスでそこまで暴れ回れる特権ってなに?

車に爆弾まで仕掛けられるが、なぜ殺す必要があるのか。いつそんなの仕掛けたのか。そもそも主人公を張ってた意味とは? 殺されたらフィアンセがゲート通れなくなって困るやん。

大使館ではゲートがあるのに爆弾は持ち込める。いやそもそも彼女がアメリカ代表団を爆破させたい理由って何かね? アメリカ行けば? あんな王業なマント被ってなぜパーティに参加できるんだ。それは果たして彼と偽の恋人にならないといけないほどの任務だったのか?

目の前で車が吹っ飛んだけどはやくサミットに参加させろという大臣がいて、は? 車吹っ飛びましたけどまだ危機感足りません?

というさまざまな疑問を、なかったことにして、スピーディーに考える余地を与えずに楽しむアクション。とにかく矢継ぎ早に行動が起こされるのでついて行くのが精一杯だろ、と思っているのかな?

最初こそトラボルタが「トレーニング・デイ」のような疑心暗鬼があっておおお?と思ったけど、さすがに無理矢理すぎだよ。わかるよ。
Shizka

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