きのぴ

オール・ザット・ジャズのきのぴのレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
3.6
酒と薬と女とエンタメ。やりたいことだけやって死ぬという、最低で最高な人生哲学。破滅的に好きなことだけに傾倒した生活の中で、"It’s show time!"と鏡に映る自分に笑いかける主人公の表情がとても印象的だった。破茶滅茶に見えてちゃんとプロフェッショナルなのも良い。
監督ボブ・フォッシーの自伝的作品らしく、ショーマンとしての信念や、迫り来る死への覚悟なんかが鮮烈に伝わってきた。作品の雰囲気が何となくテリー・ギリアムっぽかった気がする。気のせいか。
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