どーもキューブ

オール・ザット・ジャズのどーもキューブのレビュー・感想・評価

オール・ザット・ジャズ(1979年製作の映画)
4.4
ボブ監督のこれが私のジャズだ。


ボブフォッシー脚本監督。ロイシャイダー主演。カンヌパルムドール受賞作品。


神がかった微細な編集点は素晴らしい出来映え。

薬を飲んで、目薬眼球に当てて、シャワーにはいって、

「イッツアショータイム」とげっそり気味で鏡に笑う連発カットの小気味よいテンポに(笑)

あくまで下半身に正直なダンス演出家、ロイシャイダー。彼のバックステージ物語。

薬、不倫、養育する子供の愚痴、映画の編集(「レニーブルース」を指す!こちらも乾いた傑作!)、病気、身体ボロボロのシャイダー。

途中にインサートするジェシカラング死に神との妄想。

監督ボブフォッシーの実像迫るキャラクター。 

美しい半裸のダンス、部屋での娘からの応援ダンス、(これキュンキュンきた) ラストのさいなら人生ダンスとすんばらしぃ落ち。

本作は、メチャンコ魂がこもってますっ。

執念つうか激しいパッションが編集からビンビン伝わります。

現代的でワガママのロイシャイダーの白い顔、エゴ丸出しが超いい。 
演出家の○本○門様も本作熱烈ラブとか。

ボブ監督が、 

「こんな俺だけど?好き?」

とミュージカル映画で観客に告白しているかのようだ。



私だけ追伸

ピチカート5「月面軟着陸」の「皆笑った」という曲のサンプリング声が本作のロイの声だったサブイボ驚愕!

小西様にも乾杯!
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