ボブ監督のこれが私のジャズだ。
ボブフォッシー脚本監督。ロイシャイダー主演。カンヌパルムドール受賞作品。
神がかった微細な編集点は素晴らしい出来映え。
薬を飲んで、目薬眼球に当てて、シャワーにはいって、
「イッツアショータイム」とげっそり気味で鏡に笑う連発カットの小気味よいテンポに(笑)
あくまで下半身に正直なダンス演出家、ロイシャイダー。彼のバックステージ物語。
薬、不倫、養育する子供の愚痴、映画の編集(「レニーブルース」を指す!こちらも乾いた傑作!)、病気、身体ボロボロのシャイダー。
途中にインサートするジェシカラング死に神との妄想。
監督ボブフォッシーの実像迫るキャラクター。
美しい半裸のダンス、部屋での娘からの応援ダンス、(これキュンキュンきた) ラストのさいなら人生ダンスとすんばらしぃ落ち。
本作は、メチャンコ魂がこもってますっ。
執念つうか激しいパッションが編集からビンビン伝わります。
現代的でワガママのロイシャイダーの白い顔、エゴ丸出しが超いい。
演出家の○本○門様も本作熱烈ラブとか。
ボブ監督が、
「こんな俺だけど?好き?」
とミュージカル映画で観客に告白しているかのようだ。
私だけ追伸
ピチカート5「月面軟着陸」の「皆笑った」という曲のサンプリング声が本作のロイの声だったサブイボ驚愕!
小西様にも乾杯!