新月

ONCE ダブリンの街角での新月のネタバレレビュー・内容・結末

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずっと心に残る。何度観ても大好きな作品。

最初の印象は、カメラの手ブレも酷いし、映像もiPhoneで撮ったようだし、シーンの裏にいるカメラマンを想像してしまうな…って感じだった。

でも、初めて2人がセッションするシーン、あそこから全て引き込まれた。映画が終わる頃には、この人たちは本当に存在する、それ以外ありえないって感じるくらい。

たまに、大好きな音楽が敵になってしまうことがある。

でもこの映画の中の人たちは、貧しくて、悩み苦しんでいて、普通に生きていて、その中に音楽があった。べつに「売れたい」とか「輝きたい」とか、そういう欲求じゃなく、ただ身体の中に音楽が溢れていた。私にもこういう時期があったし、これからもそうでありたいな。
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