朱音

ONCE ダブリンの街角での朱音のレビュー・感想・評価

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)
3.9
主役が「音楽」である作品。ただ「好き」と言うだけが愛じゃない。「友情」と「愛情」の両方を分け合えるまさに運命の出逢い。この2人の絶妙な距離感が歌詞によってシンクロしていく瞬間が堪らなくもどかしい。同じ痛みを知ってるから最後の選択の後も笑顔でいられるんだろうな。iPhoneがあってなんでもすぐに出来てしまう今の時代だからこそカセットやCDプレイヤ-が懐かしくて,音楽を生み出すことの大変さを思い出させてくれた。アイルランドの普通の街角が音楽によって彩られていく景色がとても美しい。でも街中を掃除機連れまわして歩くのはなかなか衝撃の光景。まるで犬か何かを連れてるみたいだった。…けど似合ってたな…笑。
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