こめ

気まぐれな唇のこめのレビュー・感想・評価

気まぐれな唇(2002年製作の映画)
3.1
セックスシーンを美しくかかない、見窄らしい感じがする。居酒屋で会話してる時の男と女の間に流れてるロマンチックな花柄模様のエフェクトみたいなものをベリベリ剥がしたみたいな。唐突にセックスシーンに変わるところがそういう気分にさせされる。あのカットの切り替わりが、人の皮を一枚剥いだ姿を見せられている気分になる。

男が普通に不審者。ホンサンスの新しめの映画ではそうは思わないけど、ちょっと昔のやつは男性の描き方が容赦ないっていうか、登場する男を全然好きになれない。
人物に対して距離をとってるけどすごく乾いているかというとそうでもなく、暗くてジメジメした印象が残った。でも最後まで見れる。

反対の道路のホテルへ行くために車道を走って横切るシーンが良かった。

 
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