ギャス

そして、私たちは愛に帰るのギャスのレビュー・感想・評価

そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)
3.4
邦題タイトルよりも少し社会派だが、人間ドラマとしてもとても見応えがあった。

生きる意味をしっかり持っていた2人。
その2人にとっての2つの死を巡ってドイツとトルコの二組の親子が交錯するのだが、その愛のあり方や死との向き合い方を見て、それぞれの土地に根ざした空気感とともに映画ならではの心情の体験ができた気がした。


原題はエッジオブヘブン、天国のほとり。天国のギリギリ端っこ。これも少し解釈が難しい。
それぞれの死を抱えて生きる人たちの居場所なのかもしれないと思った。地獄ではないギリギリの心の安らぎ。

ネタバレ
それにしても、生きる意味をしっかり知りそして動くのは女性であり、本筋でないところで殺されたのも女性、そして総じて男性はあまり深く考えずのんびりしている印象を受けたが、これはいったいどういうことなのだろうか。
ギャス

ギャス