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そして、私たちは愛に帰るのqpのレビュー・感想・評価

そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)
4.0
 ドイツのトルコ移民イェテルが同じトルコ移民アリと一緒に住み始めます。死んでしまったイェテルのために彼女の娘アイテンをトルコに探しに行くアリの一人息子ネジャット。しかし、アイテンは母を訪ねてドイツに来ており、ドイツ人学生ロッテと知り合ってました。

 主要な話は予告編で出てしまってるらしいので、観ないことを進めます。映画を観終わってから予告編を観たのですが、受ける印象が明らかに違います。予告編を観てないと驚きの連続でした。予告編を観てなくても印象は変わるかもしれませんが、話の流れは分かります。

 観ていて非常に観やすい作品です。ラストが尻切れトンボな感もあるからもありますが、いつの間にか終わってしまったという感じでした。静穏な中で突然ストーリーが動くという感じです。

 正直言って私は登場人物の1人1人の行動に納得がいきませんでした。なぜと思うことが多かったです。でも、後半のロッテの母親の行動でテーマを理解できました。なんだか平和で安定した暮らしをすることは面白くないのかなと感じてしまいました。

 主要人物は非常に良かったですが、別にだめな人や嫌な人の描写が欲しかったです。移民問題が現実より美しく見えてしまいました。あまり描きすぎるとそれも批判はあると思うのですが、少し物足りなかったです。
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