トルコにお祈りを③
『愛より強く』の続編に近いと聞いていたけど、愛より〜はとにかく暴力や愛情が生々しくて生キズ絶えない感じでしたから…覚悟して見たのですが、染み入るストーリーでとても良かったです。
あとは、どっちが正しくて一方が悪い、というのが無いというのがとてもリアルでした。国が悪い、制度が悪い、敵が悪い、親が悪い、それらを悪人にすればスカッとなんとかのようにわかりやすくハッピーエンドが訪れますけど社会はそう単純ではない。
そこには、許すということでしか救いはない。
シャーロットの母親の立場を考えるにつけ、彼女のようにすべてを許せることはわたしにはとてもできない気がする。
この作品は母親2人がとても良かったです。そして映画に出てくる娼婦というのは何か惹かれる。イスタンブールで書店、てのも良いな。